2023年12月10日に東京支部の吉田茂治先生（　　開業）を招聘して第4回例回が開催されました。前日12月9日には会員発表も行われ、活発なディスカッションが行われましたので併せて報告します。

会員発表① 「治療期間に制約のあった前歯部修復治療の一例」三上大輔先生（札幌市南区開業）

会員発表②「小児の歯並びと口呼吸」近藤英臣先生（札幌市豊平区開業）

会員発表③「長期間の臼歯部欠損による顎偏位患者に咬合再構成を施した一症例（３級　Low Angle）」堀聖尚先生（札幌市豊平区開業）

第4回例会「Airwayを考慮した歯科治療」吉田茂治先生（さいたま市大宮区開業）

眠時無呼吸に関わる診査、診断、補綴や矯正時に気道を狭めない歯科治療について詳細に解説していただきました。睡眠時無呼吸の診査診断は、問診票を活用することで事前にリスクを把握でき、リスクのある方に関しては、耳鼻咽喉科と連携をしながら診査診断を進めることと、治療法のひとつである、Oral Applianceについても様々な種類の装置の特徴や、調整の仕方、注意点を多くの症例を交えながら解説していただきました。補綴や矯正の歯科治療時には、気道に対する配慮と、適切な下顎位で、不必要な咬合挙上は避け、舌房を妨げない歯列にすることの重要性を認識することができました。

第４回例会に企業展示していただきました、北海道アオキ化学様、GENOVA様、KAVO様、ノーザ北海道様、ガイドデント様、YAMAKIN様、科研製薬様、GC様、アサヒプリティック様、デンタリード様、相田化学様、エンビスタ様には改めてお礼申し上げます。